気仙沼に行くからには、何か東日本大震災の資料館みたいなところに行きたいと思っていました。
事前に調べたら、「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」というところがあることを知りました。
ぜひ、行かねば、ということで、予定に組み込んでおりました。
「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」は、気仙沼向洋高校の校舎に、震災伝承館を加えた施設です。
行ってみましょう!
中に入ると、館内をめぐる前に、全員、震災の(というか津波の)ビデオを見るきまりになっていました。
40分の回の整理券をもらって、少々待ち、指定された時間に映像シアターに入りました。
席について、映像が始まるのを待つ間、画面には「津波の映像が流れますので、気分が悪くなった方は出口の係員にお知らせください」みたいなメッセージが映し出されています。
緊張します。
さて、映像が始まりました。映像は13分間だったみたいです。
私は、映像を見て津波の恐ろしさに涙が出ました。
映像が終わると、他にも泣いている方がいらっしゃいました。
映像を見た後、破壊された校舎内を見学します。
校舎の4階まで津波が襲った様子をほぼ手を入れることなく残しており、津波の威力に驚かされました。
向陽高校の生徒さんと先生が全員無事だったという説明を読んでほっとしました。
最後のブース「談話室」で、「被災者の想い・命の大切さ」というタイトルの震災から生き残った方々のビデオが繰り返し流されていて、全部見ました。
こちらのビデオを見て、涙が止まりませんでした。
私、あまりテレビを見ないので、東日本大震災のニュースも、新聞で読んだのです。
ですが、映像でないと伝わらないものもあるのだ、と学びました。
「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」は、上手に津波の被害の恐ろしさを残してある施設だと思いました。
普段、おちゃらけている息子も、静かに見学していたのでよかったです。
ぜひぜひ、皆さんに訪れてほしい施設です。
さて、旅行の予定は、あと、仙台で牛タンを食べるのみとなりました。
仙台に車で向かう間、牛タンの店を検索する。
すると、仙台駅に、「牛たん通り」なるものがあるという。
4つの有名店が並んでいるという。
仙台駅に行ってみることにしました。
駐車場を調べたら、仙台駅屋上駐車場、というのがあるらしい。ここに行きましょう。
私、うまく夫を誘導できなくて、駐車するのにちょっと手間取りました。
また、仙台駅内が広くて、牛たん通りに行くのにも時間がかかりました。
ようやく、牛たん通りにつく。
4つのお店がありましたが、どこも行列ができている。一番行列の少なそうな「喜助」に並ぶことにしました。
並んでいる間に、注文をとる仕組みです。
前に並んでいる方がメニューを渡してくれたので、メニューを検討する。
「牛たん炭火焼き定食」(たれ味)4枚8切れ1,900円(税抜)と、「特切り厚焼き定食」(こちらはしお味のみ)4枚8切れ2,360円(税抜)を頼む。
トロロが定食についていないので、トロロ一つ頼みました。
席に案内されると、すぐに牛たん定食が来ました。
牛たん定食は、麦めしと、テールスープ、お新香、味噌南蛮がついています。
牛たん、やっぱりおいしい~。
厚切りだったせいかもしれないけれど、塩味の方がたれ味よりおいしく感じられました。
そして、味噌南蛮は少量でもピリリと辛かったです。
(3,000円以上で、1時間、屋上駐車場がただになりました。)
さて、牛たんを食べて、牛たん通りの隣のずんだ茶寮で、ずんだ餅を買って帰りましょう。
ずんだ茶寮に夫と息子に並んでもらって、ずんだ餅とずんだシェイクをかってもらいました。(私はその間トイレへ)
ずんだ餅
ずんだシェイクです。
どちらも美味しゅうございました。仙台の味、満足しました。
遅いお昼ごはんを食べて、一路東京に向かいました。
夫、運転が大変だったと思います。お疲れ様~。
ということで、宮城旅行記はおしまいです。
温泉旅館とキャンプ、両方体験できたし、観光もメリハリがきいて充実していたし、グルメも堪能したので、よい旅でした。