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クリスマス・イブと川端康成

私、山下達郎のクリスマス・イブの冒頭の、「雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう」を聞くと、川端康成の「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」をどうしても連想してしまいます。

同意してくださる方、いらっしゃいますかね?

試しに、「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう 国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」で検索すると、パラパラ同じ感想を持った方がヒットするんですよね。

私だけじゃなかった、仲間がいた、とうれしくなります。

そういえば、大学生の頃、「村上春樹の小説って独特のリズム感があるよね」と言ったら、総スカンをくらったことがありました。

「えー、平坦な文章じゃん」「リズム感と対極にある文章じゃん」と。

えええ?みんな、そう思っているの?リズム感があると思っているの、私だけ?

さみしい気持ちでいたら、評論家の吉本隆明さんが、私の意見とおんなじようなことを書いていらっしゃって、スッキリ!した気持ちを味わったこともあります。

今は村上春樹といえば音楽愛好家、と知られていますが、当時はまだ「ノルウェイの森を書いた人」ぐらいにしか認知されていなかった時代の出来事です。

by ebineko7 | 2018-10-22 06:47 | その他 | Comments(0)